D. K.





キャスト












長男・一郎
(SHELL)

長女・靖子
(MYU)

次男・桃太
(MOMO)

その他 劇団ひまわり

第7話
翌朝
(桃太)
ねえ、D.K.明日はママがかえってくるんだよ。
ぼくね、君をちゃんとママに紹介して、ずっと一緒にいられるようにしようと思ってるんだ。
(D.K.)桃太はいつまでたっても甘ちゃんだなぁ。
(D.K.)
俺には夢があるっていっただろ?ずっとここにいるわけには行かないんだ。
俺、もう行かなくちゃ。空飛ぶ練習も充分に練習できたしなっ!
(桃太)
なにいってんのよ!
練習なんてちっともしてなかったもん!
まだ飛べるわけないよ、絶対に行っちゃだめだよ!!

(D.K.)
桃太・・・・。お前は俺の夢をこわすつもりなのか?
お前だって兄ちゃんみたいに強くなるのが夢だって言ってたじゃないか!!
お前はそんなに簡単に夢をあきらめられるのか?
ふ、ふふん。

そんないい加減なやつは嫌いだね!
お前なんてもう顔も見たくないやっ!!
(桃太)
D.K.・・・ごめん。
ボク、君とずっと一緒にいたかったんだ!
初めての友達だったんだよ。
生まれて初めて友達っていいもんだなって思えたんだ。

だから・・・行って欲しくないんだよ!!
(D.K.)
桃太・・・・。
俺がこの地球に来て、3分間しか経ってないけど、いろんな経験が出来たよ。
地球防衛軍の君と出会ってなければ、ぼくは今頃ヒマラヤの山奥で
凍死してたかもしれない・・・。
・・・君の事は・・・忘れないよ。

(桃太)
もうっ!今は泣かせる場面なんだから
ふざけちゃだめっ!!

(桃太)
で・・・いつ出発するの?
(D.K.) 今夜・・・・。
今夜か・・・
(桃太)
兄ちゃん、ちょっと・・・・いい?
D.K.がね、今夜行っちゃうっていうんだ・・・。
初めて出来た友達だったのに・・・悲しくてしかたがないよ。
ぼくはD.K.ともう会えないの?
N.J.も同じだったの?
N.J.はそれからどうしたの?
(一郎)
そうか・・・・D.K.は今夜・・・・。
D.K.だってきっとお前と離れたくないさ。
だけど、あいつは自分の夢に向かって一生懸命なんだ。わかるか?
一緒に遊んでいるだけが友達じゃない。
夢を持っているなら、お互いに励ましあって、喜んで見送るのも友達だろ?

N.J.もそうやって出て行った・・・俺も、悲しかったけど、見送ったんだ。
だから・・・今でも親友なんだ!
(D.K.)
っか〜!泣かせるねぇ〜!!
一郎っ、お前たまにはいいこと言うじゃねえか!!
(一郎)お前が来ると雰囲気台無しだな・・・。
(D.K.)
桃太、お前何か忘れてんじゃない?
夢がどっちが先に叶うか、競争しようって言ったんだぜ。
お前が夢に向かって頑張るなら、俺だって力いっぱい応援する!
お前は俺の友達だもんなっ!
もしも・・・もしも俺が月に行くのを失敗したら・・・・。
そのときは桃太に・・・いや!そんなことは絶対にないけどなっ!!
(桃太)
ねぇ、もしも失敗したら、またここに戻ってきてくれくる?
(D.K.)
そりゃもちろん!!
お前とは名コンビだからな、夢が破れても、俺たち漫才師できっと食っていけるさ!

でも・・・桃太は俺が失敗したほうがいいと思う?



























(桃太)
・・・・そんなこと思わないよ。
D.K.の夢が叶うように、ぼくも神様にお願いする

だって、ぼくたちは友達だもん!!













(一郎)桃太・・・・。
(D.K.)
あははっ。いやだね〜、しめっぽくて!
晴れの門出に涙は似合わなねぇぜっ!
ささ、出発〜♪
(桃太)D.K.その車じゃないでしょっ!
(D.K.)
あ、そうそう!月に行くといえばこれこれっ!!
(桃太)誰が運転するのよ?!
(D.K.)じゃ、こんな感じとか・・・?
(桃太)D.K.・・・中途半端なボケはよしてくれる?
(D.K.)
よし、それだけつっこめるようになれば俺はもう思い残すことはない。
お前はちゃんとやっていけるよ。
んじゃ、行くからな。見送るのはここまでだ。
カッコ良く行かせてくれよな。
朝になったら・・・屋上に出て空に向かって手を振ってくれよ!
俺はきっと見てるから!!
じゃあな、桃太お前も頑張れよ!!
さよなら・・・・D.K.ぼくも・・・強くなる!
つづく
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