極道の妻たち 第七章




キャスト




二階堂耕作
浜田組二代目組長。
(SHELL)


二階堂靖子
浜田組前組長の娘。
二階堂耕作の妻。
(MYU)

桃田俊也
耕作を心から慕う耕作の部下。
密かに靖子に恋心を抱いている。
(MOMO)

その他 劇団ひまわり























前回までのあらすじ


浜田組組長二階堂は、山本組の組長に撃たれ、帰らぬ人となってしまう。桃田は復讐を誓い
二階堂が手配したの殺し屋マイケルに山本組組長の暗殺を命じた。
幹部会を目前にし、マイケルが山本組組長の暗殺に成功したという知らせが入るが
なぜか翳りを見せる靖子の横顔に、桃田は不安を抱くのであった。










 
極道の妻たち


第七章 絆













幹部会
前組長二階堂耕作の遺言により
次期組長を桃田俊也とする
(義明)嘘だっ!!
(義明)
なぜ、浜田組の正統な血を引く俺じゃない?
二階堂が遺言を残していただって?

冗談じゃねえっ!そんなもん認められるかっ!!
(靖子)
耕作はね、いつでも組の事だけを考えていたんだ。
万が一の事を考えて、組長になった時すぐに遺言を作ったのさ。
桃田は今まで浜田組のために一生懸命やってきた男だ。簡単に山本組に寝返るお前なんかとは、比べ物にならないよ。

(義明)
ふんっ!どいつもこいつも勝手なマネしやがって!
俺の言うとおりにしないと、どうなっても知らないぜ。
俺には山本組がついているんだからな!

本気になれば、こんなちっぽけな浜田組なんてひとたまりもねえんだぜっ!!
バチン!!

(義明)
痛っっ!!
なにするんだっ!!
(靖子)
お前はどこまで根性が腐っちまったんだっ!!
浜田組の誇りはどこへ捨てちまったんだよっ!

お前のアテにしている山本なら、たった今死んだよっ!!



(義明)
え?山本の組長が・・・死んだ?

嘘だ!組長が殺されるわけなんかねぇっ!
お前、俺をひっかけようとしてるんだなっ!!
そんな手にのるかっ!!
(桃田)
嘘じゃねぇよ。
殺ったのは、二階堂組長が頼んだ殺し屋だ。
まだお前の耳には入ってなかったのか?
まぁ、当然だな。
山本組にとってお前はただのヤクの売人にすぎねぇんだからな。
おっと、それだけじゃねえ、この件が浜田組の仕業だという事が山本組に
バレるのも問題だからな。お前、殺されるぞ。
(義明)うわぁ〜っ!!

みんな姉さんが悪いんだっ!姉さんが悪いんだ!!
悪いんだ!悪いんだ!悪いんだ!!


きゃあぁぁぁ〜!
(靖子)義明、あんた・・・。
 腕を見せてみなっ!
バッ!!

(靖子)
やっぱり・・・思ったとおりだ。お前ヤクを・・・。

もともとお前が山本組なんかにそそのかされなければ耕作だって死ななくて済んだんだ!
お前は浜田組の、いや、あたしの敵だよ。 
カチャッ
(義明)
な、なんのマネだよ。ハジキなんか出して・・・。
俺を殺ろうって言うのか?
(桃田)
姐さん!!

(そうか・・・、姐さんははじめから義明を自らの手で殺そうと・・・。それで今まで苦しんでいたんですね・・・。)
(義明)
ふんっ!元はと言えば、俺をさし置いて二階堂なんかが組長になったのがいけなかったんじゃねぇか!
それなのに、てめぇ達のせいで、俺はこのままじゃ山本組に殺られちまうって?冗談じゃねえや。
だがなぁ、ひとつだけ言い方法があるのを知ってるか?
それはなぁ、俺の手でてめえらを始末する事だよ!


ここには、俺についてくる幹部も大勢いるってこと忘れるんじゃねぇっ!!

おぃっ!殺っちまえ!!
しーん。
(義明)ど、どうしたんだお前ら!いまさらおじけづいたのか?
えぇぃ、こうなったら
一人でやってやる〜!!
うおぉぉぉぉぉ〜〜!!
(桃田)あっっ!危ないっ!!
ドンッ!
バキューン!
バキューン!
バキューン!
(靖子)・・・・・桃田??
(桃田)うっっ・・・!
(靖子)
桃田っ!桃田っ!バカだよお前は!
なんであたしをかばったりするんだよ!


義明、もう許さないっ!!
(義明)
(ガクガクガクガク・・・・・)
俺は悪くねぇ!俺は悪くねぇよっ!
みんなお前らが悪いんだぁ〜〜!!

うわあぁぁぁぁ〜〜〜!!
バタバタバタバタ・・・。

(靖子)義明っ!待ちなっ!
(桃田)ね、ね・・・姐さん!
(桃田)
お、俺の最後の・・・わがまま・・聞いて・・・
俺の・・・側に、いて・・・くだせ・ぇ。


はぁ、はぁ、、俺・・・、組長との約束守れなかった・・、けど、
姐さんを守る事・・出来て・・・うれしいっす。


お、俺ね、姐さんの事、姐さんの事・・・
す・・・き・・・・・だっ・・・
(靖子)
桃田!
しっかりおし!あたしはここにいるよ。

もう、しゃべったらだめだよ!
あたしだって、あたしだってお前のこと・・・!
桃田・・・、桃・・・!
(桃田)ね・・・え・・・さ・・・・・・・ん・・・・!!

ガクッ!

桃田?!
桃田あぁ〜〜!!!
靖子はあふれる涙をぬぐう事もなく
何度も何度も桃田の名前を呼び続けるのであった。

第七章  絆


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